遅ればせながら、年が明けてまた新たな気持ちでこの一年過ごしていきたい。
年末年始、必然的に家族や親せきと過ごす時間をもつ中で、「批判的思考」と「否定」との違いについて考えることが多かった。
よく「批判的思考力」を養い、様々な情報に対してリテラシーを発揮していかなければならないという。確かにそうだ。
一方で、「否定」というのは、人格否定やネガティブな思考も含まれる。
実体のない「世間」と比較したり、近くにいる秀でた人間と比べて「ダメだ」と決めつけたり、何かにつけて「嫌だ」とあたかも自分の価値観が正しいかのように否定する。
そういう物事を肯定できない・許容できない態度は、一緒にいても楽しくないので周囲に人を寄せ付けないだけではなく、発言する本人に対してもそういったネガティブな視線が他者から向けられてしまうのではないだろうか。
そんな考えを巡らせながら、自分にもそういった「批判的思考」と「否定」とを混同してしまっている瞬間があることを自覚しつつ、なるべく今年一年、ポジティブな思考で過ごしていきたいと思う。