前回の更新が昨年の8月初旬なことに、月日の経過の早さを感じる(老いたな、、)。
9月に入って、子ども達も新学期。
子育てに奮闘する母ちゃん研究者はようやく夏休み本番である(自由だーーー!)。
新天地に着任して3年目。
授業や学生対応に慣れてくるとともに、任される仕事も増えてくる(大学業務しかり、学会の事務局業務しかり)。
特に今年度からオープンキャンパスの担当を任され、この夏、すでに新しいチャレンジを積み上げてきた。
着任した大学では、学科の担当教員がプログラム内容を考え、学生スタッフを募集し、プログラム内容を実施するために学科の教員と学生スタッフが一丸となってオープンキャンパスを盛り上げ、学生募集につなげる。
自分が学生の頃の経験からしても、周りの教員の話からしても、こんなに大学教員が駆り出されている大学は珍しいようだ。
例えば来場者に対して「模擬講義」をする先生に選ばれることは、他大学では大変名誉なことだそうだが、うちの大学では普通に持ち回りで、毎回コースから1名ずつ「模擬講義」の担当者を出してもらう(自分も昨年やった)。
また昨年度までは、学科説明会→模擬講義→キャンパスツアー・個別相談というサイクルを午前と午後に2サイクル回していたが、基本的に来場者は午前に集中して午後は閑古鳥が鳴いていた。
そうした状況を改革すべく、今年度から午後の模擬講義に代わるイベントを企画・実施してみている。
うまくいけば、午前の来場者もお昼を食べたあと残ってくれる可能性が出てくるし、学生の成長の機会や卒業生や学科教員との交流の場にもなり、今年度いきなりはうまくいかなくても、中長期的な視野で午後の内容をいい方向に変えていけるかな、と思ったからだ。
そこで、7月のオープンキャンパスでは、『あなた×先輩×大学教員で語る!ココだけの教育ホンネ座談会:良い先生ってどんな先生?教職課程で身に付ける「指導力」について考える』を実施した。
7月のオープンキャンパスをやって気づいた点や改善点を踏まえて、8月前半のオープンキャンパスでは、『教師って大変?それとも面白い?-若手教員と考える 学校現場のリアル-』という卒業生を呼んだイベントを開催した。
さらに8月後半には、『スポーツ×交流で広がるキャンパスライフ体験―からだで感じ、みんなで考え、動きと遊びをつくる―』という、学生スタッフが企画・運営し、我々教員はサポート役に回るイベントが実施できた。
まだまだ改善点はあれど、少しずつ成果が出てきている。
特に、自分の専門でもあるシティズンシップ教育という視点で、オープンキャンパスを学生自治の場、学生の成長の場にできつつある点は大きな成果だと思っている。
最初は自分が教員としてファシリテートして進めてきたけれど、徐々に教員の手を離れ、中長期的には学生が主体となってオープンキャンパスを企画・運営できたらな、と思っている。
学生スタッフに関しても、これまでやりたい子がやる挙手制だったが、学科の先生たちの了承を得て、学科の教員が「是非、この子にやって欲しい」という学生に依頼するかたちに変えた。
なぜならば、来場してくる高校生にとって、学生の印象=学科の印象で、「こういう大学生になりたい」「こういう先輩たちとキャンパスライフを送りたい」と思ってもらえるかどうかは重要だと思ったからだ。
つまり、学生が学生を呼ぶのである。
ただアルバイト代目当ての学生よりも、積極的に明るく楽しそうにやってくれる学生をコースごとに選出することによって、学生の側も「先生に選んでもらった感」を出して感じよくやってくれる。
こうしたこの夏の挑戦は、一人で奔走してやっていたわけではなく、周囲の先生たちの協力や激励によって進められ、恵まれた環境だった。
「必挑飛躍」(挑戦なくして飛躍なし)という言葉をいただきながら、これまで閑散としていて、学生も教員も手持無沙汰なまま時間まで拘束されるという午後の状況を、少しずつ改善し、駆け抜けた。
次のオープンキャンパスは3月の春休み。
卒業生を呼んだイベントが好評で、イベントをめがけてきてくれた高校生の親子がいたことも自分の励みとなったので、またやりたいと思う。