2024年2月25日(日)、フランス時間の夕方に無事パリに着いた。
コロナ禍以降は初ということで、約5年ぶりの渡仏となった。
この5年間で円安ユーロ高が進み、飛行機代やホテル代、現地での交通費、食費などすべてが日本人にとっては高い。
今回は個人研究費の残りと、参加させていただいている科研の分担金・協力金で研究費を管理してくれている大学にはなんとかやりくりしてもらったが、領収書を出す側としても提出をはばかってしまうほどの額になった。
例えば、これまでパリのシャルルドゴール空港に着くと、日本から予約していた送迎車にホテルまでスーツケースを運んでもらうというラグジュアリーな旅をここ何回かしてきたが、さすがにこれまでの€50(早朝は€70)から€80(早朝は€120)の値上がりは支出をためらう額となり、今回は断念した。
ちなみに現在€1=161.55円。
羽田空港には予定通り出発の2時間前に着いてチェックインし、手荷物を預け、出国審査を受けたが、この一連の作業のデジタル化・AI化には正直「おぉぉ!」となった。
とってもスムーズにフライトの待ち時間が得られたので、食べていなかった朝食をいただくことにした(たまごかけごはん定食 ↓)。
飛行機は9:45に出発したが、寝不足&食後ということで乗って即効寝落ちした。
14時間ちょっとの旅だったけれど、エコノミークラス症候群的ふくらはぎの痛くなり方に歳を感じた…
また11月の3か月前には座席を取ったけれど、行きも帰りもすでに窓際と通路側がすべて埋まっていて、三人掛け真ん中の肩身の狭い思いをすることになったので、「3か月前では遅い!」と次回の渡仏に向け肝に銘じておこう。
パリのシャルルドゴール空港には30分ほど早く到着し、こちらもAIによる顔認証で入国審査を済ませ、手荷物を受け取った。
さて、ここからがいつもと違うところ。
RER B線に乗って、メトロ⑥に乗り換え、ホテルに行くというお初のミッション。
まずはRERに乗るため表示の通り進む ↓。
ターミナル1からターミナル3に移動し、そこからRERに乗り換え。
さてさて、ここでまた初ミッション。
日本で言うPASMOやSuicaにあたる交通系ICのフランス版、Navigoを買いたい。
NavigoにはNavigo EasyとNavigo Decouverteの二種類がある。
Navigo EasyはICカード€2に「切符」をチャージして使うのだけど、4日以上利用するならNavigo Decouverteの方がお得とのこと。
Navigo Decouverteは最初にICカード€5を購入して横2.5×縦3cmの写真を貼る必要があって、1日または1週間のパスの料金をチャージして使う(写真は日本から持ってきた)。
駅の窓口に行ってNavigo Decouverteを買おうと思ったら、1週間パスは月曜日から日曜日まで有効だから今日は買えないと言われてしまった(着いた日は日曜日)。
そうか、、そしたらNavigoは明日の月曜日に買うことにして、とりあえず行き先までのチケットを購入(€11.8)。
無事にRERに乗り込んで、ダンフェール・ロシュロー駅まで行き、地下鉄に乗り換え。
ここからがまさかの展開で、エレベーターやエスカレーターがどこにもない!!
自分には重くて大きなスーツケースを抱えて「まじか~…」と思いながらいくつも階段を下ったり登ったりしていると、毎回それを見かねた紳士たちが手伝ってくれた。
ホントMerci beaucoup !!
ホテルのあるプラス・ディタリーの駅にもエレベーターやエスカレーターはなく、地上に出るエスカレーターがある!と思ったら故障中で動いていなかったり…(ここは誰もいなくて一段一段死ぬ気で上った)
というわけで、RERには無事に乗って来られたけれど、スーツケースを持っての地下鉄はもう無理!!と、初のミッションは学びの多い結果となった。
冷たい雨に若干濡れてヘロヘロになりながらやっとホテルに到着。
スーツケースのタイヤはこの地下鉄の乗り換えやパリの石畳で若干すり減ってしまって進みが悪くなってしまった。
ホテルに到着すると、すでに18時すぎ。
荷物を置いて近くの中華総菜のお店で少しお惣菜を購入し(コロナで潰れてなくてよかった!)、日本から持ってきた温めるだけの玄米とお茶で夕食にした。
ホテルはいつものキッチン付きアパートタイプのホテルにしたので、日本から持ってきた食事で食費を節約できる。
久しぶりの渡仏1日目(移動日)はこうして無事に終えられて、寝落ちするほど疲れ果てた。