Agenda de tous les jours

残すためではなく気づくため。自身の省察のためのブログです。

大学の対面授業

4月に入って部分的に対面授業を再開した大学と、オンライン授業を一層充実させる方針に舵を切った大学と、それぞれ対応が分かれている。

ちなみに自分が引き受けている二つの大学では、一方は前者で、他方は後者となっている。

部分的に対面授業を再開した某私大Dでは、受講者人数が各教室の収容定員約2分の1の範囲内で対面授業を実施するということになっている。

したがって受講者人数が多い授業は、オンライン授業にするか、グループ分けして隔週で対面授業とオンライン授業を交互に行うかなど様々な工夫がなされている。

すでに2回目の授業を終えて、今週は第3回目の授業があるが、今朝、自分の授業を受講している学生から「コロナ陽性」の連絡をもらった。

正直、最初連絡をもらった時は「マジか…マジか…マジか……」と思った。

早速大学の保健室にその旨連絡したところ、すでにその学生とは連絡をとっていて、今後の対応についても伝えてあるとのことだった。

幸い当人の体調も問題ないとのことで、迅速な受診と結果報告でよかったと思う。

また、2回目の授業には就活のため欠席していた学生だったので、大学での接触に関しても心配する必要はなさそうだ。

今後も対面授業を継続していくなら、窓という窓を全開にして喚起し、検温・消毒・マスクなどこれまでの対策を徹底していかなければならないと改めて気が引き締まる思いだ。

講義形式の授業とはいえ、学生からの要望もあって、なるべく学生が主体的に参加できる授業を模索していた最中の連絡だったので、やっぱりあまり活発な会話のある授業はまだ怖いな、とも思ってしまった。

With コロナにおける対面授業、飛沫を飛ばし合わないアクティブなラーニングは可能なのだろうか…

アクティブなだけだったら学生の眠気は抑止できるかもしれないけれど、そこに深い学びはあるのか…

あまり授業方法にばかり気を取られず、学生のディープなラーニングを実現すべく授業内容・授業展開を工夫した方がいいのではないか、との結論に至る。

そして「緊急事態宣言」が発令されたこともあり、またいつオンライン授業に切り替わってしまうのか、今から心の準備をしておこうとも思う。