Agenda de tous les jours

残すためではなく気づくため。自身の省察のためのブログです。

新年度の幕開けに

桜が咲き始めたというのに、まだまだ冬のような寒さ。
そうした中で、きのうは3月31日。2016年度が終了した。
振り返ると2016年度は、妊娠後期→引っ越し→出産→学振採用内定→非常勤復帰という流れの中に、常に育児と保活があった。
当初は想像もできなかった二人の子どもの育児も、今となってみれば大変ではあるけれどなんとかなっている気がする。
上の子の送り迎えや下の子の子守をしながらの非常勤もなんとか乗り切ったし。
まぁそれでも、こうしてみると、圧倒的にいいことの方が多かったかな、と思う。
日々、上の子に対しては「健康でいてくれてありがと」と思うし、下の子に対しても「ホント可愛い、産んでよかった」と思う。
怒涛の2月が終わって、3月は4月に向けた助走として徐々に研究を進めたいと思っていたら、あっという間に過ぎ去ってしまった…
それでも育児の合間に、見田宗介の『社会学入門―人間と社会の未来』(岩波新書、2006年)を読んだ。
院生時代に一度読んだけれど、たまたまとある先生に薦められて、もう一度本棚から引っ張り出してきた。
なんというか、、改めて勉強になった。
そして、4月からいよいよ学振生活のスタート。
本腰を入れて研究活動再開!といきたいところ。
教える仕事は一旦休業。
育児と研究と非常勤のトリプルスリーでは結局研究が後回しになってしまうので、非常勤を断念した。
改めて、都内で家からめちゃめちゃ通勤しやすい、なおかつ学生も真面目な子たちが多い、そうしたよい環境の中で5年もの間、非常勤をさせて頂けたことに感謝しきりである。
お断りするのはもったいないとの声も聞こえてくるけれど、それでも、ずっとやりたかった自分の研究に専念できる環境が、こうしてようやく整えられようとしている。
子ども達も新しい保育園に早く慣れてくれるといいのだけれど…
上の子は昨日、8ヶ月間通った保育園に別れを告げた。
引っ越してから1ヶ月間、祖母の力を借りながら家で見ていたことが思い出される。
やっぱりお友達と遊びたい、となって、たまたま空きがあって入れたのがこの園だった。
とってもアットホームな園ですぐに慣れ、我が子の8ヶ月間をより濃密なものにしてくれたと思う。
せっかく仲良くなったお友達、せっかく甘えられるようになった先生たちと離れ離れになってしまうのは、親としても心苦しいのだけれど、きっとまた、素敵な出会いが待っているはず!!
親子共々、この時期はなんだか「おセンチ」(古っ)になってしまうけれど、4月に入って切り替えていこうかな、と。