前期の授業と成績付けが終わり、子ども達と束の間の夏休みを過ごしながら8月、9月は、公募戦線で奮闘した。
地味~…なコピペ作業をしたり、大学によっては授業のシラバスやこれまでの研究・教育の概要、今後の研究計画・教育の抱負、志望理由書などを求めてくるので、それらを作成したり、とにかく神経をすり減らす作業の連続を繰り返す。
何度「全国の大学でフォーマット揃えてよ!!」と心の中で叫んだことか…
櫻田大造の著書によれば、1年でもっとも公募が出るのは8月~9月にかけてで、おそらく来年度確実に空くポストへの採用を授業のない期間におおかたやってしまおうという意図による(櫻田大造『大学教員の採用・人事のカラクリ』中央公論新社、2011年)。
逆に言えば、この時期を逃すと来年度採用の公募が少なくなっていくということだから、できる範囲で頑張るしかなかった。
そして9月に入ると、公募戦士の闘いの成果が実を結び始め、徐々に面接にお呼ばれするようになってきた。
さて、その結末はいかに…!?
一方で、非常勤をやらせてもらっている大学の後期授業もスタートした。
後期は、一定の条件を満たせば徐々に対面式の授業が再開できるということもあって少し期待していたけれど、どうやら予定されている教室の収容人数の、4分の1以上の受講生がいるようで、結局後期もオンライン授業になってしまった。
まだまだ予断を許さない状況の中で、大学側が慎重になるのもわかるけれど、学生たちの声を聴いていると、予防策を講じた上でなんとか大学で授業を行えないものか、とも思う。
確かに大学生の移動は小中高生の通学の比ではないだろうけれど、GoToはいいのに大学はダメというのは矛盾している。
さて、前期は51名の受講生だったのに対し、後期は22名。
今回はどんな学生がいるのかなー…と、提出してもらったリアクションペーパーを見てみると、こちらが要求したこともあって、みんなそれぞれ自分の趣味や、おうち時間の過ごし方、関心のあるテーマ、授業をとったきっかけなども書いてくれていた。
クレームや要求ばっかりのモンスター・ストゥーデントがいなくて、素直ないい子たちばかりでホント助かる。
後期も、学生たちの声に耳を傾けながら、きついオンライン授業をできるかぎりサポートし、なによりも、おもしろいと思ってもらえるような授業になるよう尽力することをここに誓います!!
だから学生さん達、最後までがんばって~。