Agenda de tous les jours

残すためではなく気づくため。自身の省察のためのブログです。

まさに「誰かの願いが叶うころあの子が泣いてるよ…」

きのうの更新の後、気になってポストを覗きに行くと、入っていた!「江東区こども未来部保育課入園係」から二人の子ども宛に送られてきた2通の封筒!!
毎年のことながらドキドキしながら開封すると…出た!!
2通とも「入園内定」の文字!!
しかも二人とも同じ、家から一番近い第一希望の園!!
嬉しすぎて、夜勤から帰ってきて寝ていた旦那をたたき起こし、夫婦でその結果を喜んだ。
本当によかった!!
3歳児の上の子はどこかしら入れるんじゃないかと思っていたけれど、やっぱり0歳児は厳しいだろうなと思って、昨年見学に行って入れなかった認証保育園にも申込みをしていた。
早速今日、そこに連絡して申込みの取り下げを伝えた。
昨年文京区で絶望して江東区に引っ越しを決意した甲斐があった。
そしてこれで3年以上に渡った保活からも解放される。
江東区役所のHPを見ると、すでに今回の「申込倍率」と「入所指数ボーダー表」が公表されていた↓
☆「平成29年4月入園一次募集時申込倍率」
https://www.city.koto.lg.jp/280308/kodomo/hoiku/ninka/documents/29bai.pdf
☆「平成29年4月保育園入所指数ボーダー表」
https://www.city.koto.lg.jp/280308/kodomo/hoiku/ninka/documents/29boda.pdf
ちょっと分析してみると、まず下の子の0歳児の方は、全ての園の定員の合計796人に対し、申込者数の合計は(第1〜第4希望までの合計なので4で割って;4875÷4=1218.75)だいたい1219人(端数が出るのは、転園などピンポイントに希望している人が第4希望まで書かないケースなどだろうか)。
1219-796ということで、423人ほどの0歳児クラスに子どもを入所させたい人々が今回「不承諾通知」をもらった計算になる。
続いて上の子の3歳児の方はというと、全ての園の定員の合計399人に対し、申込者数の合計は(2338÷4=584.5)だいたい585人。
585-399ということで、私立幼稚園という選択肢もある3歳児ですら186人くらいの人々が今回「不承諾通知」を受け取ったことになる。
うちの子たちの0歳児と3歳児しか見ていないけれど、この、いわゆる「待機児童」の数はいかがなものか…
さらに、「入所ボーダー表」の方も見てみると、今回我が家が希望を出した砂町地区の保育園は、0歳児に限ってみると、1か所以外はすべて両親が常勤のいわゆる「満点のポイント」がついていても入れていない人が出ている状況。
昨年、平成28年の入所指数ボーダー表と比較すると、だいぶ厳しくなっていることがわかる。
つまり、満点の24点は必須条件となってしまっている。
他の地区では0歳児であっても24点以上ないと入れない保育園が出てしまっているし、1歳児と2歳児に関しては24点プラス認可外受託ポイント2点があっても入れていない園が続出している。
ちなみに我が家は、父親の方は問題なく常勤のポイントがつくのだけれど、自分の方がなにせフリーランスのようなものなので、保育課の担当の方にいろいろ事情を話して相談して、今回は「自営」というかたちで申請することになった。
「ちゃんと書類が揃えば」自営でも常勤と同等のポイントが付くというのだが、一番のネックだったのが、「これだけの時間仕事していますよ」と自己申告したものと、実際にもらっているお給料との整合性がつかないと、つまりお給料が少ないと減点され、常勤と同等のポイントがもらえない、と言われたことだった。
当然、週2コマの非常勤の仕事と頼まれ原稿の給料なんて微々たる額である。
結果的には今回、両親常勤の「満点ポイント」でしか0歳児は希望した園には入所できていない状況なので、うちも「満点ポイント」がもらえたのだな、と安堵した。
やっぱり最後は人と人。ということで、うちのようなグレーの、会社勤めで外勤の証明書が提出できないようなお家はちゃんと役所の人に説明する必要がある。
「満点ポイント」の24点で同点だった場合は、区が定める「優先順位」とやらで決まる。
これもどうなのか…と思うのだが、まず、区民が優先されて、「ひとり親世帯」や「単身赴任世帯」が優先されるのはわかる。
気になるのは、世帯収入や「江東区に引き続き居住している期間が長い世帯」が優先されるところだろう。
文京区で働きながら二人の子育てするのは無理と見切りをつけて引っ越してきたばかりの我が家としては、後者の方がいろいろと条件的に不利になるのだが、中には、世帯収入だけを比べて欲しくないという家庭もあるだろう。
なぜなら共働きの場合、年齢層が高い家庭の方が相対的にお給料は高いだろうし、育休を取れる職場、取れない職場、とってもどれだけとるか、などによって世帯収入は左右される。
また、母親が父親と同等の収入があるようなお家だと子どもが保育園に入れなかった場合、たいてい仕事をあきらめて子どもの面倒を見るのは母親なので打撃が大きくなってしまう。
とにかくわが家は、ずっと苦渋を味わい続けて、今年ようやく念願かなったわけだけれど、一方で今年も多くの家庭が絶望していることを忘れてはならないだろう。
子どもが保育園に入れたからおしまい!ではなくて、やっぱりこの状況は絶対におかしいと思うので、いろいろなかたちで「保育園の増設」と「保育士の待遇改善」は訴えていかなければいけない。
最後に、自分の経験から、今回残念ながら「不承諾通知」が届いてしまったお家には、認可の二次募集も少しだけれど出ているし、認証などの認可外の選考や、保育ママ、保育ルーム、保育室などの募集も残っているので、是非とも最後まであきらめずに万策を尽くして欲しいと思う。
この時期、寒い中、子どもの預け先探しに一人奔走するのは本当に切ない気分になるけれど、やっぱり子どもは社会全体で育てるべきだと思うので、なんとか頑張って!と、こんなしながいブログからだけれどエールを送りたい。