Agenda de tous les jours

残すためではなく気づくため。自身の省察のためのブログです。

夜泣きとの格闘

早いもので今年も残すところわずか半月程度。
気が付けば前回の更新から2か月近くも経過していて、それがここ最近の余裕のなさを物語ってしまっている。
大学で週1回2コマの非常勤をやりつつ、最近は、試験問題の作成だの、ちょっとした原稿の作成・校正作業だの、認可保育園の申請だの、期日に追われる日々だった。
それに加えて最近頭を悩ませているのが、生後5か月になった下の子の夜泣きが、生後4か月を過ぎたあたりから始まったことだ。
大学で講義のない日は、基本的に、わが家のダイニングテーブルにパソコンや本などを広げ、待機児童である下の子を寝かせたバウンサーを横付けしながら仕事をしたり、かまったり、仕事をしたり、かまったり…といった感じ。
仕事机が自宅のダイニングテーブルになって、パソコンのすぐそばには赤ちゃんのお尻ふきがあって、コーヒーブレイクは授乳の時間。
自分に余裕がある時は、外気浴を兼ねて近所のショッピングモールまでお出かけし、ベビーカーにコトコト揺られているとたいてい寝てくれるので、カフェなどで仕事ができたりもする。
そんな調子でなんとか育児と仕事の両立をしてきたのだが、先月あたりから、本格的に下の子の夜泣きが始まった。
上の子の時は、生後2か月から保育園に入れていたので生活リズムもだいぶ早い段階で出来ていたし、それに伴って母乳から徐々にミルクに移行してしまったので、夜はどんなに遅くても11時には寝てくれて、朝までぐっすりといった感じだった。
なので、「夜泣きは大変」言説はまさに他人事だった。
だけど今回は違う。
まず寝かしつけに一苦労する。
夜9時前には部屋を間接照明にして、「もう寝る時間ですよ」の合図。
上の子の絵本の読み聞かせが終わると、一気に部屋が「寝ましょうモード」になるのだが、電気を消すと、まさにパブロフの犬状態で、反射的に乳を欲しがるようになってしまった。
「今さっき飲んだばかりなのにしょうがないね…」と母乳を与えると、ウトウトし、たいていはそのまま入眠。
だけどそこでうまくいかない日は30分も40分も、、長いときは1時間くらい口を離さない時もある。
母乳が足りていなくてミルクを与えた方がいいのかな、とも思うのだが、そういう時は、飲んでいるというよりも乳をくわえているだけ、といった感じで、寝るために完全に依存してしまっている。
寝ると今度は抱っこした状態からベビーベッドへ置く作業が待っていて、これがまた難儀。
赤ちゃんはやっぱり抱っこが気持ちいいのか、ベッドに置くと嫌がって泣いてしまい、また一から、なんてことも。
そんな感じで、乳→寝る→置く→泣く→抱っこ、乳→寝る→置く→泣く→抱っこ、のエンドレス。
最悪は、我慢比べみたいになって、お互いが疲弊するまで続く。
ホント、乳がないと眠れない、というのは、変な癖がついてしまったな、と思う。
たまにお父さんが娘二人をお風呂に入れてくれた時は、子どもたちが寝付いた深夜にやっと至福の入浴タイムになるのだが、自分がお風呂に入っている間に下の子がぎゃん泣き、ということも少なくない。
そういう時は、お父さんが泣き叫ぶ子を必死にあやすけれど、最終的に乳なしは無力。
また、母親が抱っこを変わるだけで一発で泣き止む、なんてこともしょっちゅうで、なんだか可哀そうなお父さん。
そんなこんなで、深夜、遅いときは2時過ぎまで一人子どもの夜泣きと格闘し、その後に仕事をしようにも疲れ果てていて思うように捗らない…そんな日々が続いていた。
なかなか深く寝てくれない我が子を腕の中に、何度「かんべんして〜」と思ったことか。
産後鬱、育児ノイローゼ、虐待、etc.…そうした状況に陥ってしまう母親の気持ちが今ならより分かる気がする。
もちろん、夜泣き対策として言われていることは、一通りやってみてはいるが、日によってもその時々の子どもの様子によっても変わってくるけれど、これ!という手立てが見当たらないでいる。
日中の外気浴に、朝一度ちゃんと起こして夜は部屋を暗くするといった生活リズムの整え、夜は腹持ちがいいとされるミルクにしてみたり、日中3時間以上寝かせすぎない、といったことなどなど…
まぁ、そんなこともいつの日か、「あなたの時は大変だったよ…」と振り返れる日もそう遠くはないことを思うと、なかなかしんどくても今は体力の持つ限り付き合ってあげようとは思うのだが。