Agenda de tous les jours

残すためではなく気づくため。自身の省察のためのブログです。

もうすぐ臨月

昨年度末からなんだか慌しい日々を過ごしてきて、本日とりあえず一段落。
あっという間に桜の季節が過ぎ、新緑の過ごしやすい季節となった。
きっと多くの人たちが新たな環境で新年度をスタートさせて、そろそろペースがつかめてきた頃ではないだろうか。
自分はというと、妊娠34週(9ヶ月目)に突入し、日に日に大きく重たくなっていくお腹を抱えながらの生活で、いよいよといった感じ。
ここ数日は、引越し先の新居を探したり、家族や友人と会ったり、競争的研究資金獲得に向けたお勉強をしたり、来週期日の原稿を準備したり、引越し先での保育園情報を収集したりしながら、なんだかんだやることはあるけれど、わりとのんびりとしたマタニティ期を過ごしてきた。
そして本日、明日の正午が期日だった例の学振の申請書を申請機関に無事提出!
2018(平成30)年度の採用からは、人文・社会科学分野も博論を持っていないとPD・RPDに申請できなくなるので、これが事実上のラストチャンス。
ここ数年、面接には進むもののダメだったり、とにかく諦めずにずっと出し続けてきた。
子育て中のママさんにとって、経済的な心配なくフリーランスにやりたいことができる学振は本当に魅力的だ。
評価書を書いてくださる先生に言われて気づいたのは、自分の現在の位置を客観的に見直して将来の研究計画を煮詰める作業は、研究者としてのアイデンティティを常に再構築するためにとても重要なことだということ。
研究者であるか否かはアイデンティティの問題であって、自らの研究環境を少しでも整えて研究を進められる状況を目指すのは、そのアイデンティティの直接の現れ。
だから譲れないわけだ。
ということで、今後は何とか課程博の取得に向けて研究環境を整えていく!
…だけど、相変わらず子どもの保育園問題が大きな障壁になっている。
引っ越し先の江東区も地区によっては激戦というが、おそらくどの地区であっても年度途中の認可保育園入園は厳しいだろう(しかも2人同時に)。
ただ単に空きがないというだけでなく、常勤職でない自分のポイントがだいぶ低くなることがわかった。
9月に非常勤に復帰する旨の証明書があっても、書類上の労働時間的にポイントがだいぶ低い。
となると、望みは認証や認可外だが、果たして年度途中に空きがあるところなんてあるのか…
まぁ最悪今年度は子育てに専念して、来年度からフルタイムで採用してくれる就職先を探すしかない。
昨年度いくつも非常勤で授業を受け持ちながら子育てをして少し疲れていたので、それでもいいと内心思う自分もいる。
とはいえ、厳しい環境ながらも日々研鑽を重ねていかないと周囲からどんどん置いてきぼりにされるので、コツコツと、そして愚直に、自分の研究活動はしていくしかない。
「努力は必ず報われる」じゃなくて、「努力している人にしかチャンスは訪れない」と信じて。