Agenda de tous les jours

残すためではなく気づくため。自身の省察のためのブログです。

それでも前を向く

ここ数日、気が晴れず、非常勤の仕事以外何もやる気にならなかったのだけれど、ようやく気持ちの整理がついてきたので、久々にブログを更新することにした。

9月末、教員養成課程のある某私大と某女子大に面接に呼ばれ、某私大においては役職者面接にまで進めた。

役職者面接に進んだことのある研究室の同期によれば、ほとんど挨拶のようなもので、「よほどのことがない限り通過しそう」とのことだったので、「これは!」と思いながら万全の態勢で臨んだのだけれど、一週間ほどして両方の大学からいわゆる「お祈りメール」が届いた。

人柄評価で落とされたような気がして「よっぽどだったんだ…」とかなり気落ちした。

また、子育てをしていることも面接では正直に言ったので、「それで落とされたなら嫌だな…」とも邪推してしまったりもした。

某女子大の方は、家から往復3時間ちょっとかかるし、面接で「給料は低いからびっくりしないでね」と言われたことが気になったし、土日の雑務についても「他にも小さいお子さんいる方いるからお互い様ということで…」なんて言われたので、正直、条件はあまりよくないな、と思ってしまった。

一方の某私大は、キャンパスが家から近く、学科や学生の雰囲気が自分のいた教育学科に似ていると感じていたので、正直、とっても魅力的だったし行きたかった。

結局はどちらからもリジェクトされ、「よし、次!」とはなかなかならなかった。

そもそも公募のピークは過ぎたらしく、最近は全然公募が出ない…。

こうした状況下での唯一の救いは、9月25日に申請結果が開示された学振PDに採用内定したことだった。

気持ちは来年度のアカデミックポストへの就職に向いていたので、また3年間のあの地味で孤独な研究生活が待っているかと思うと素直に喜べない自分もいた。

しかし最近になってようやく、「こんな恵まれた話はない。お金をもらいながら時間を自由につかって好きな研究ができる!!」と思えるようになったし、「大学での採用に至らなかったのは、採用した人よりもほんの少し自分に足りない何かがあったからだ」と思えるようになった。

というわけで、来年度は新たに一校非常勤先が増え、教育も頑張りつつ、研究も単著の出版を目指して今からコツコツ頑張っていこうかと思う。

そうした気持ちの表れか、今日は二か月ぶりに大学に行って図書館で調べもの(全然人っ子いない…)。

↓ 徐々にイチョウ並木も紅葉してきていてきれいだったけれど、下に落ちている銀杏トラップには注意(今年はコロナのせいか、お掃除がなされていない様子)!

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