Agenda de tous les jours

残すためではなく気づくため。自身の省察のためのブログです。

年度末という年度末

前回の更新が3月1日で、今日が3月31日。
あっという間の1ヶ月だった。
「優雅なマタニティ期」に突入したはずが、なんだかんだやることに追われ、本日一段落した。
ここ1週間程は、もっぱら研究室の後片付け。
修士課程の2年間、博士課程の4年間、その後3年間の休学を経て、本日、在学期間が満了した。
3年間の休学中は出産・育児に追われつつではあったものの、主な研究拠点として、研究室は使わせていただいていたので、計9年間分の荷物を片付けたことになる。
2箇所のロッカーと4段の書棚からは、捨てても捨てても出てくる勉強・研究の跡。
大小合計10箱分のダンボールを本日運び出した。
「いつかまた読み返すだろう」あるいは「もう一度読み返したい」的な論文やレジュメは相当断捨離したのだけれど、そのいるものといらないものとの仕分け作業が結構かかった気がする。
そして「そうじあるある」かもしれないけれど、懐かしいものが出てくるとついつい目を通してしまって進まない進まない…
「こんなこと勉強してたよなぁ…」とか、「当時はこんなこと考えていたのかぁ…」とか、懐かしさとともに、自らの成長(?)のようなものを感じながら、3月31日の今日になんとか間に合った。
お世話になった3人の先生方への挨拶を済ませ、お世話になった研究室のいつもの場所をキレイにし、これからのことを考える。
まずは、4月、5月に締め切りがある例の競争的研究資金への申請に向けた準備と、6月末には出て来てしまう第2子の出産準備。
前者については、今年度の敗因の分析と申請に向けてお勉強を進める。
後者については、子どもを2人育てるってどんな感じなのか、現時点で全く想像がつかない。
1人目の時は、家族に協力してもらいながら未知なる新生児と対面し続けられたけれど、もうすぐ3歳になるその子の成長を見守りつつ、新生児も育てるとなると、どう考えても、もう一人自分がいたらいいのに…と思う。
最近しばしば感じることは、「子育て=親育ち」だということ。
きっと未知なる人格と対面しつつ、また日々子どもたちから学ばされ、自分の未熟さを痛感し、成長させられるのだと思う。
そういう意味では明日4月からの生活が楽しみでもあり、今後の自分のキャリアを考えると、不安も募る今日この頃である。
今日ご挨拶に行かせていただいた指導教員からは、「『保育園落ちた、日本死ね!』のブログ、あなたじゃないかそわそわしてた」的なことを言われ、「大丈夫です、もう大人になりました。」なんて会話をしたのだけれど、二人の子どもを同時に保育園に入れられなければ復帰は不可能だし、博論なんて夢のまた夢。
だけど、明日から3年間という時限装置が作動する。
なんとか3年間で博論を仕上げ、「課程博士」を目指すと決めたのだから、不安があろうがなんとかするしかない(と、自分に言い聞かせ…)。
とにもかくにも、明日からは新たな環境へ。
9年もの間、甘えさせてもらった居心地のよい研究室に別れを告げ(↓いつもの場所から)。