今日は明日の研究会に向けて，以下にあげる本・論文を読んだ。
勝田守一『能力と発達と学習―教育学入門Ⅰ』国土社，1964年
勝田守一「政治と文化と教育―教育学入門Ⅱ」『勝田守一著作集 第6巻 人間の科学としての教育学』国土社，1973年
最近は自分の研究分野に関する文献を読む機会が多かったので，こういった直接的に自分の研究に関係ない（といっては言いすぎかもしれないけれど）ものを読むのは久々で，正直しんどかった。
でもまぁ，教育学研究を生業としていきたい人なら読んでしかるべきものではある。
改めてあるテーマについて深く追究していくことと，視野の広さを両立させることのむずかしさを感じた。
さて，本書では「能力」，「発達」，「学習」といった教育にまつわる諸概念と，「政治」や「文化」，「労働」，「経済」など教育に付随してくる諸概念がどういう位相にあるのかいまいちつかみきれず，自分なりに整理してはみたもののどうだろう…といった感じ。
研究会のメンバーがどう読んだのか聞いてみたい，というか教えてもらいたいところである。
