Agenda de tous les jours

残すためではなく気づくため。自身の省察のためのブログです。

夏来た!!

この週末、学会の大会に参加するため京都へ行ってきた。
学会に行くのも、下の子を妊娠・出産して以来なので2年ぶりとか!?
研究室関係の同期や後輩、先生方に久しぶりに再会できて楽しかったし、なんとなくリフレッシュできた気がする。
院生時代にその著書等を読んだことのある「伝説の研究者」にもお会いすることができてとっても光栄だったし(笑)。
アカデミックな刺激も多少得られたことで、ここのところお天気と共に何となくじめっと下降気味だった研究に対するモチベーションも回復させられそうだ。
本当は学振だし発表の1本もしたいところだったけれど、目先の成果に囚われずに、それこそリスタート・ポスドク(RPD)なのだから、子育てしながらでも一歩一歩着実に研究を進めていきたいと思う。
それはさておき、泊りがけで学会に参加するため、子ども達は自分の実家に預けたのだけれど、下の子にとっては今回が初めてのママのいない夜だった(自分にとっても下の子を産んで初めての出張)。
これを機に、というのもなんだけど、もう明日で1歳になる、ということもあって、先月末で卒乳(断乳?)させた。
夜、寝る前に授乳しないと泣いちゃう…なんていう時期もあったのだけれど、なるべく依存させないように、徐々に徐々にそういう寝かせ方からは遠ざけていった。
で、難なく卒乳!!
ごはんもしっかり食べるし、水分もお茶やミルクでとれるので何も問題なさそう。
6月30日の最後の授乳の際には、何とも感慨深いものがあった。
下の子は、上の子の時のような困難もなく、最初から(それこそ産まれて数時間後には)上手に乳を吸える子だった。
ちょうど1年前の暑い夏の日、毎日お互いに汗だくでくたくたになりながら授乳していたのが今となっては懐かしい。
産んだ約2か月後には非常勤のお仕事を再開させたこともあって、2コマ分の授業を終えて帰る頃にはカチコチに張っちゃって超痛かった乳を、帰ったら速攻吸ってもらったりもした。
自分はさすがにそこまではしなかったけれど、子どもを産んですぐに働かなければならない母親の中には、人知れず職場のトイレとかで乳を搾り捨てている人だっていることとか、男性にはとうてい想像も及ばない世界だって存在している。
子どもを授かること、自分のお腹から子どもが出てくること、その子に乳を与えること、子どもに満足のいく食事を与えること…
昔から多くの人が当たり前のようにやっているように見えるこれらの事は、何一つ当たり前なことではないんじゃないかと思う。
いくら医療とか科学が発達して、手に入る知識・情報が多くなったからといって、やっぱり思うようにいかないことはいっぱいある。
なーんて、そんなことを考えたりしていると、大きくなっていく我が子達を見て喜ばしくも思えたり、成長して親の元から巣立っていくことを考えると寂しくも思えたり…。
あの時のあの気持ちにはもう戻れない。あの時と同じ状況はもう二度と作れない。
子育てもそうだけれど、そもそも人が生きていくってそういう一過性なんだろうな、と最近しみじみ思う。
……さて、子どもが卒乳したことで、いよいよ約2年間に及んだ禁酒・禁カフェインを解いた。
最近のノンアルコール飲料は精度が上がっていて、全然それで満足していたけれど、久しぶりに口にしたお酒はなかなか沁みた。
ふくらはぎ辺りがなんとなく重くなる感覚とか、「あ〜これこれ!」といった感じだった。
子どもが卒乳したことで味わった、「この時間、早く過ぎ去らないで」という寂寥感と、これから夏に向けて訪れるシュワシュワっとした発砲感・待望感。
会って話したい人と飲みに行きたいな☆