今やっている作業にどうしても身が入らない。
徒労に終わる可能性があったとしても，その全部が全部「無駄」ということはないはずだとわかっていながら，どうしても…。
今日は寒いし雨がすごくて昼になっても大学に行きたくなかった。
けれど，大学に行かなくては何もできる作業がなかった。
仕方がないから，夕方近くになってようやく大学へ。
やる気を出してもらうため，スタバで温かいヘーゼルナッツ・ラテを自分に購入してあげた。
作業は案の定，少ししか進まなかった。相変わらず要領が悪い。。
そんなところに他の研究室の後輩から，研究会で読む文献リストをお願いしたいとのメールが来る。
買ったけれど読めていない本なんていくらでもあるし，一人で読むには荷が重い文献なんていっぱいある。
そんな本からいくつかピックアップすればいいのかな，と思っていたら，前に，まだ修論のテーマが確定したての頃に，研究室の先輩からもらった「文献リスト」の存在を思い出した。
当時，「こういう方向性でやりたい」とその先輩に研究の話をしたところ，その日の夜にわざわざ「文献リスト」を作成し，送ってくれたものだった。
久しぶりにそのデータや，その時にその先輩とやり取りしたメールを開いてみた。
まだまだ読んでいない本がずらっと並んでいるその「文献リスト」を見て，勉強不足を反省すると同時に，当時の自分を思い出してよくここまで来たなと思ってみたり…。
その時やり取りしたメールには，「人に色々と意見を聞いて混乱する時間も大切」といった内容も。
大学院に入ってなおも自分の研究の方向性について迷っていた頃が今となっては懐かしい。。
まだまだその先輩の足元には到底及ばないのが悔しいというか残念なところだけど，上を見続けるかぎり，まだまだ努力の余地があることにささやかながらやる気が湧いた。
「ああなりたい」は，やる気がないときに自分を高める一番の処方箋だと改めて実感した。
