Agenda de tous les jours

残すためではなく気づくため。自身の省察のためのブログです。

パリ滞在3日目(2019.3.20)

パリ滞在3日目は、パリ郊外の高校(Lycee Jean Zay)での授業見学。
RERのB線に乗ってオルネ・スー・ボワ(Aulnay sous bois)で下車。
そこから15分くらい歩いて(市役所 が目印。豪邸か!)…

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無事到着。

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午前10時半から高校2年生の歴史の授業を見せてもらい、11時半からは同じ先生の道徳・公民教育を見せてもらった。
歴史の授業では、14~15世紀の絵画を基に、それが書かれた文脈を学習していた。
だいたい30人くらいの教室で、高校生であろうともどんどん手が挙がる。
道徳・公民教育の授業では、パソコン教室に移動して調べ学習。
政治や他国のことなど、自分の関心のあるテーマについて調べて発表するらしい。
まだこの単元に入ったばかりのようで、生徒たちはネットサーフィンといったかんじだった。
授業が終わると、先生にインタビューを受けてもらい、午前は終了。

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広大な敷地で素敵な校舎だった。
次の予定は、夕方6時からパリのリパブリック広場近くの高校(Lycee Turgot)で授業評議会(conseil de class)見学。
それまで自由行動ということで、ソルボンヌ大学近辺の本屋へ。
探していた本は、結局店員に探してもらっても見つからなかったけど、昨年「68年5月」50周年だったということもあって、それ関係の本が結構並んでいたので、有名どころが筆を寄せている本を一冊購入した。
本屋にいるとあっという間に時間が過ぎ、夕方。
リパブリック広場に行って駅から4~5分くらい歩いて目的地の高校に到着。

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18時15分くらいにはじまった授業評議会は、2時間以上にも及んだ。
31人学級の生徒一人一人について、合計12名の先生、親代表、生徒代表が話し合って成績をつけていく。
評価項目には、勉強方法や自主性、市民参加(社会参加)などが含まれていた。
日本の道徳教育なんかもこうやって合議制で評価すれば、一人の先生による独断と偏見が回避できるのに、と思った。
そのためには、教科担当制にしていろんな先生が生徒たちを見れる環境が必要だけれど。
議論を聞いていて、行動と人格を分けて、あくまでその生徒の行動に対する評価をしているのだと感じた。
今日は朝から晩までハードな一日でホテルに戻ってくる頃にはクタクタだった…