Agenda de tous les jours

残すためではなく気づくため。自身の省察のためのブログです。

「明けない夜はない」説

最近やっと太陽を見ることのない夜型の生活から朝型に転換できたおかげで,よく眠れて気分のいい日が続いている。
まさに「明けない夜はない」といった感じで,今振り返ってみてもちょっと前まで結構メンタル的にやばかったと思う。
そんな中,昨日こんな通知が目に飛び込んできた↓。
http://www.p.u-tokyo.ac.jp/~edudaiga/daigakuin/keiji/keiji2011/20111209seimeibun.pdf
結構衝撃的で,今日研究室の同期に話してみたら,もう実名でニュースになっているという↓。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20111209/t10014530081000.html
それを見てさらにショックを受けた。
というのも,自分が修士2年の修士論文提出間近でだいぶ滅入ってた時に,研究者として大事なことを教わった気がしている先輩だったからだ。
もちろん絶対にあってはならないことだけど,これだけどこも博士論文量産体制における提出圧力や研究費争奪戦のもとでの成果圧力が強まっていれば,起こるべきして起こった感も無きにしも非ず。
「博論書けた?」なんて心無いジョークを飛ばしてくる人だって周りにはいないでもなく,いろいろ滅入っているときにそういうことを言われると結構堪える。
まぁ,その人がどれだけ追いつめられていたかとか,あるいはどれだけ研究に対しておごりがあったかとか,そんなことは知らないけれど,そんなことをしそうもない人だっただけに結構ショックだった。
同期は「引いた」って言ってたな。
自分だったら,そこまで追い詰められていても少なからずは持っている研究者としての誇りを失うくらいだったら,思い切って今とは違う生き方を模索しよう。
だって「明けない夜はない」だろうから。