Agenda de tous les jours

残すためではなく気づくため。自身の省察のためのブログです。

博論も追い込み

今年は梅雨明けが遅かったせいで、夏が短かったように感じる。

大学の蝉も、前回のブログではようやく鳴き出したと書かれていたけれど、ここ数日は、最後の力を振り絞って生命の終わりを迎えようと必死に鳴いているように聞こえる。

さて、本当なら来週の月曜日にいよいよ博論の提出期日を迎える予定だった。

それに向けて、審査を引き受けてくださった何人かの先生は稚拙な第一稿に目を通してコメントを急いでくださった。

ところが、、、というのが本日のお話。

そもそも、来週の月曜日、8月26日が9月の教授会で受理されるには期日となる、と教えてくれたのは、研究科の事務だった。

なので、提出に向けていろいろ書類を揃えようと博論提出の手引を読んでいると、提出方法の欄に「受付は、毎週水曜日の午前9時30分から11時30分まで及び、午後1時30分から2時30分まで」と書かれてあった。

この1日3時間という受付時間の短さもびっくりだけど、「毎週水曜日」という文字に引っかかった。

期日となっているのは月曜日なのに、受付は水曜日??

じゃあ8月26日(月)の前の水曜日、8月21日(水)に出さなくちゃダメじゃん!?

それに気づいたのは8月19日(月)。

急にあさってまでに提出とか焦る…しかもまだいただいているコメントをちゃんと反映できたものに仕上がっていない…

とにかく提出先に確認を!!と思い、本部に電話した。

「9月の教授会で受理されるためには8月26日が期日だと伺っているのですが、この日に提出できるのですか?」と聞いてみた。

すると返ってきた答えは、「8月中は受付を休止しています」。

当然、「??」となる。

しつこいようだけど、大事なことなのでもう一度、「じゃあ水曜日であっても8月中は提出できない、ということですよね!?」と確認すると、

「はい、提出できるのは一番早くて9月4日です。4月の段階で研究科の事務にはそう伝えてあったはずなんですけど…」と、もはやあきれている様子。

これは何と!!

慌てて審査をお引き受けいただいている先生方に状況を報告し、ご都合を確認した(なんせ、先述の「4本ルール」あるし!)。

とりあえず、先生方のご都合は大丈夫だった。

博士課程を単位取得退学して3年以内なら課程博士、3年過ぎちゃうと論文博士で、論博としての提出になるのだけれど、先生曰く、おそらく課程博と論博とで事務が混乱したのだろう、とのこと(課程博なら8月中に出せるの??)。

まぁ、結果よかったのかもしれない。

就職活動のことを考えると、早く学位を取得してしまった方がいいに決まっているけれど、院生時代の先生からいただいたコメントはすぐに書き直せるような代物ではなく、出来る範囲で修正して出す、という話になっていた。

コメントの中には、「タイトルにかかわって何の研究なのか?」「先行研究のまとめ方も一方的だし、そもそも先行研究に対するNew findingsは?」「何をやりたいのかがよくわからない」といった、穏やかなお人柄からは想像を絶するグサっとくるコメント達が並んで、落ち込まずにはいられなかった。

そして何から手を付けたらよいのかわからなかったけれど、時間もないしとりあえず手っ取り早く修正できるとところから…と思ってやっていた。

なので、一ヶ月提出が延びたおかげで気持ちに余裕が出たし、何より論文の質の向上が見込める気がしてきた。

時間と共に冷静に考えて、伝えたい情報がうまく論文の中で表現できていないことや、説明不足をどのように補ったらよいのか、など解決方法が見い出せてきているし、まずもって自分がこれまでやってきたことを信じることができるようになってきた。

それはさておき、今回の教訓としては、「確認を怠らないこと!」「念には念を!!」「石橋はたたいて渡れ!!!」。

危うく大金をはたいて製本してしまうところだった(笑)。