Agenda de tous les jours

残すためではなく気づくため。自身の省察のためのブログです。

パリ最終日(2019.3.23.)~帰国

月曜日にパリに着いて、今日は土曜日。

あっという間だった。

帰りの飛行機は16:05出発で、来た時と同じお迎えの車が12時にホテルに来ることになっている。

さて、お土産はどうしたものか。

スイーツなら空港で買えばいいけれど、娘からのリクエストはなんと「おもちゃ」。

しかも「どんなおもちゃがいいの?」と聞くと、「鉄砲みたいなやつとか…」。

なんじゃそら(笑)。

あと、前回パリに来た時に自分用に空港でマカロンのキーホルダーを買って、それをUSBに付けていたら、「これ欲しい!」とのこと。

「キーホルダーなんて何に使うの?」と聞くと、「小学生になって鍵とか持った時につけるの」。

やっぱり女の子は5歳にもなると…

というわけで、お迎えまであまり時間はないけれど、再び初日に行ったベルシー・ヴィレッジに行きお土産探し。

しかも前日にお目当てのお店のオープン時間をチェックすると、なんと11時!

メトロに乗ってホテルに戻ってくることを考えると、オープンと同時に入店して30分一本勝負だ。

そして当日、ホテルをチェックアウトした後、スーツケースをホテルに置かせてもらって、いざ!

ベルシー・ヴィレッジに10時半くらいに着いたら、近くの雑貨屋さんが10時からやっていて、そこで下の子のおもちゃと、旦那へのお土産を買うことができた(なんとラッキー)。

でも「鉄砲みたいなやつ」はそこにはなかった。

そして11時になると、お目当てのお店に行き、まずはその「鉄砲みたいなやつ」を探す。

そういう形状のシャボン玉や、単純に光が出る男の子が遊ぶようなものもあったけれど、結局プラスチックのボールを飛ばせるようなやつを買った 。

あとは、子供服。

初夏に姉妹お揃いで着れるようなTシャツや靴下などを購入。

こうして30分一本勝負は終わり、無事ホテルに戻って12時にお迎えに来てもらった車に乗り込む。

運転手さんはフランス人(?)だったけれど、とても気さくないい人だった。

その運転手さんによれば、「パリはもうほとんどテロリズムは終わったけれど、今はイエロージャケットでとても危険」なんだそうだ。

今日のテレビでもシャンゼリゼ大通りはデモだ暴力だなんだといって、商店はそれに備えている、とやっていた。

日本なんてイチローの引退が一大ニュースとなっていて、なんて平和な国なんだろう。

フランスのテレビでは、様々な政党の政治家がパリのクライシスへの対応について雄弁に語っていたけれど、地下鉄やRERなどに乗っていると必ずといっていいほど物乞いの人に遭遇する。

中には、子連れで物乞いしている人もいて、こういう光景をびしっとスーツで決めた政治家たちは知っているのだろうか、そしてこうした状況に日々遭遇せざるを得ずに暮らすパリの人々はどのように感じているのだろうか、と疑問に思った。

フランスのフラテルニテ(友愛)の理念がまさに現実を動かすものであってほしい。

そんなことを考えずにはいられない今回の渡仏だった。

さて、帰りの飛行機は定刻で空港を出発したのに、点検を要する箇所が見つかったとのことで、まさに「ナッツリターン」(笑)。

そのまま機内で2時間以上待たされる、という不運もあったけれど、何とか帰国の途についた。

帰国後は時差ボケと花粉症のダブルパンチに悩まされたけれど、少しずつまた普段の研究生活に戻りつつある。

今週末、都内は桜の見ごろを迎え、それぞれが新たなステージへと旅立つのだろう。

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2019年3月27日、大学の構内にて。