今日は8月15日。
日本の過去に想いを馳せつつ、現在地を確認する日。
小学2年生になった娘と、就寝前に映画『この世界の片隅に』を見た。
もう5年も前の映画になるんだなぁ…。
人びとの生活の中に「戦争」がどのように入り込んでいったのか、いかに不合理が常態化していったのか、この映画から考えさせられるものは多々ある。
広島を舞台にした映画なだけに、原爆投下という見るに堪えないシーンも出てくるけれど、それ以上に当時の人々がどのような日常を送っていたのかが、戦況の悪化と共に描かれていて、見終わった後に今の日常をみつめ直す契機となった。
娘はどんな印象を抱いただろうか。
初めての戦争映画で怖かっただろうか。
「疎開」や「配給」「原爆」など、おそらく小2には難しいワードを説明しながら一緒に見た。
この映画に描かれていた日本の風景がたかが76年前のことで、少なくとも今の暮らしがいかに恵まれたものかということは感じ取ったのではないだろうか。
コロナ禍の大変な状況ではあるけれど、お米やお砂糖は手に入るし、お腹いっぱい食べられて空襲に怯えることなく眠れる。
日常にストレスはあれど、あまりブーブー言ってられないと思う一日だった。