Agenda de tous les jours

残すためではなく気づくため。自身の省察のためのブログです。

この2か月

まだまだ残暑が続くけれど朝晩はすっかり秋の風。

諸々一段落し、次に進むためにブログを更新することにした。

まず、7月後半には前期の大学授業を終え、学生からレポートを回収し、成績付けをした。

学生のレポートを読んでいて改めて思ったこと二つ。

一つは、普段からきちんと授業に出席し、リアクションペーパー(以下、リアぺ)をちゃんと出している学生は、最終的にレポートの出来もよいということ。

その要因として、そういう学生は授業に出てこちらの話を聞いてくれているから、こちらがどういうレポートを求めているのかを理解していること、そしてレポートについて不安に思っていることやわからないことを直接聞いてきたり、リアぺに書いてくれたりして、きちんと自分で解消して執筆に臨んでいること、などが挙げられると思う。

改めて思ったことのもう一つは、やっぱりネットからの剽窃・盗用がなくならない、ということ。

学生には、剽窃・盗用はよくないことで厳しい評価が与えられてしまうということを注意喚起するのはもちろんのこと、他にもレポートにまじめに取り組むことのメリットや、どうやって書いたらいいのか、丁寧めに説明してきたつもりだった。

それでも本当に不安に思う学生は、「本やネットからの引用方法はこれでいいのか」など確認を求めてくる。

自分が学生だった時もそうだったけれど、レポートの書き方なんて誰も教えてくれなかったし、レポートの書き方を解説してくれる良書すら紹介してもらえない。

学生の立場からすれば、いろいろ忙しくて一つのレポートにそんなに時間をかけてじっくり取り組むなんてことはなかなか出来ない。

だから自分が教える学生たちには、できる限りレポートの「型」を教えてなるべくハードルを下げてあげることで、学生時代に「こういうことに興味・関心をもって、レポートとして調べたことがある」といったものを残してあげられたらいいな、とは思う。

一方で、どうしたら学生レポートから剽窃・盗用がなくなるだろうか。

以前授業をもっていたある大学では、提出されたファイルを自動的に盗用チェックしてくれるシステムがあった。

それでも剽窃・盗用のケースがあって完全な抑止にはなっていなかった。

解決策の一つとして実践していることの一つとしては、ネットからの引用自体をこちらが否定せず、きちんと引用すること(引用元のURLや最終閲覧日の記載など)を教える、ということだが、それでも限界がある。

はたしてどうしたものか…。

続いて8月に入り、いよいよ学会発表の準備が本格化した。

実情を記載してしまうと、「発表」というゴールをまず決めてしまう→研究をやらざるを得ない→発表の1か月前には要旨の提出を求められる→資料の分析が終わっていないから要旨が書けない→結論は書けないから「こういうことやります~、ここまではやれないので今後の課題です~」っていう書き方でお茶を濁す(実際にそういう要旨はよく目にする 笑)→本当の勝負は要旨を提出してから!という流れ。

で、実際どうやって研究を進めたのか、というと、子どもが夏休みに入っているから通常の家事や育児に加えて「子どもの夏休みを充実させる」というミッションもある。

具体的には、今年は3年ぶりの行動制限のない夏ということで、旅行に行ったり子どもの友達家族と水遊びや花火をしたり、子どもの泳ぎの練習に付き合ったり、子どもの学校の宿題である自由研究に付き合ったりと、振り返るといろいろしたな~と思う。

だからタイムマネジメントとポジティブシンキングが鍵となる。

タイムマネジメントに関しては、朝活と夜のデジタルデトックス(パソコン作業はしない)を徹底して、なるべく少ない時間でパフォーマンスの向上を図った。

ポジティブシンキングに関しては、とにかく「もうこれしか時間がない!」ではなく、「まだこんなに時間がある!」と考えることで、日々のTo Do リストを落ち着いて片付けていった。

そして先週末、無事に学会発表を終えたので、下記にいくつか反省点をしたためておこう。

まず、ギリギリまでインプットの時間を取ってしまって、一週間でバーッとアウトプットした結果、十分な推敲の時間を取れなかった。

そして、発表には配布用のワードのフルペーパーと投影用のパワポのスライドを用意したけれど、きちんと発表用資料を作成したことに満足してしまって(よくある)、発表練習をせずに臨んでしまった。

その結果、発表の前置きに時間を割きすぎて本題はあっさり、、さらに対面とオンラインのハイブリッド型だったのに、オンライン参加者に対する配慮を欠いてしまったように思う(スライドのレーザーポインターのやり方とか)。

次回からは気をつけましょう、、というわけで、次の一手を考えていくことにしよう。

また、来週から早々に後期の大学授業も始まるのでそろそろ心の準備も始めなくては。

でもその前に、、今週末は大学院時代の後輩家族と一緒にキャンプを満喫して夏の終わりを惜しみたいと思う。