気がつけば慌ただしかった5月も今日で終わり。
引っ越して1ヶ月が過ぎ，ようやく注文していた家具も揃った。
今までは研究は大学，家へは寝に帰る，といった生活だったけれど，これを機に家に書斎を設けることになった。
あこがれのサザエさんに出てくるいささか先生生活である。
でも考えてみると，大学と家と，研究環境としてはどっちがよかったのか。
どちらにもメリットとデメリットがあるような気がする。
人目があって規律訓練的にやるから必然的に生産性があがるのが大学。それに対し，四六時中，自己統治できなければならないのが家？
誰かと話すことで気分転換になったり刺激を受けたり，必要な文献や資料がすぐに手に入るのが大学。それに対し，籠の中の小鳥状態で孤独に研究に向かい合わなければならず，必要な文献や資料は大学などに行かないと手に入らない場合があるのが家？
いっても新居から大学までの距離は大してないことを考えると，モチベーションを保ちながら集中できるなら準備や移動時間を削れた方がいいのだろう。
要はやる気次第ということ。
3月にそれまでやっていたプロジェクトがひと段落して以降，自分でもびっくりするくらい慌ただしくも怠惰な生活をしていたことは大変悔やまれるところだけど，現実逃避をして現実に戻ってくるのが嫌になってしまっていたけれど，ここでまた気分一新といきたいところである。
お天気がよければ出かけたくもなるけれど，あいにく関東は早くも梅雨入りし，そろそろ家で腰を据えて研究しろと言わんばかり。
締め切りがないとやる気が起きないなんて，なんてダメ人間だろう。
6月は締め切りに追われながら頑張りたいと思います（と，自分に言い聞かす）。
