Agenda de tous les jours

残すためではなく気づくため。自身の省察のためのブログです。

時すでに遅し

今日とある調べものをしていたら,たまたま知っている研究者のブログに行きついた。
へぇ〜〜,と思いながら閲覧していると,「加藤周一とフランス」という文字が目に入る。
なになに!!
そこに書かれていることによれば,今年の9月17日に日仏会館で海老坂武氏による加藤周一記念講演が開かれたとのこと。
そのタイトルが「加藤周一とフランス」だったのだ。
しかも海老坂武,樋口陽一,三浦信孝といった,なんとも豪華な顔ぶれ。
うわぁ〜,,やってしまった感。ショック。。
最近寝る前に彼らの著書を久々に読み返していて,改めて彼らの思考の奥深さを痛感し,改めて憧れ,改めて…。
それだけではない。
戦後日本を代表する知識人の一人である,今は亡き加藤周一氏の記念講演だったのか。。
海老坂氏をはじめ,加藤周一と生前親交のあった人たちによる講演だったのかな。
自分が加藤周一という人間をどんなに崇拝しているかはここに書くのはやめよう。うそっぽくなっちゃう。
だけど本当に本当に悔やまれる。
自分の周りのことにいっぱいいっぱいになっていてアンテナを立て損ねると,本当に人生損をした気分になる。
日仏会館での「知」との出会いはいつも刺激的で,いつも物事を深く理解させるような何かがあって,常に新しい発見がある。
人は何かを逃したら違う何かを得ているのだろうか。
あぁ,それにしても時すでに遅し。。