あっという間に1月が終わる。
ここ数日のスランプから未だに抜け出せず，人付き合いも含めいろんなことが「面倒くさい」と思ってしまう心性は一向に改善されないままである。
まぁそんな時もある。
そういう時の研究は，頭をさほど使わない単純作業。
ひたすら文献収集＆文献リストの作成をする。
自分が所属するコースの研究室のすぐ上の階が教育学部の図書室となっているため，開館時間内であればすぐに調べに行けて大変便利だ。
昨日は研究室と図書室の間を何往復もし，一通り教育学部図書室にある必要な文献をコピーできた。教育学部図書室にないものはまた今度。
コピーした文献を文献リストに加えて，昨日の午後はそれだけで終わってしまった。
何もしてない感の残る一日はなんとなく落ちるけど，それでもいつかはやらなくちゃいけない作業だと自分にいい聞かせてあげる。
昨年フランスへ資料収集をしに行った際にお世話になった先生から，研究も「一日一善」だと言われたことをふと思い出す。
「今日はこれをやった」といえるものが一つでもあればそれで良しとしようということだと思う。
本当の天才でない限り，研究はそんな日々の努力の積み重ねである。
まだまだ研究者のたまごなので，ひらめきやアイディアで勝負するというよりも，愚直に「無駄」を積み重ねることが大事だったりもするわけだ。
手帳のカレンダーを見て年度末までのスケジュールを確認すると，再来月韓国に調査に行くための準備作業（質問紙の作成など）や，諸々の研究会，授業のレポート作成，投稿論文の執筆など，やっぱりやらなければならないことが多くて時間がない。
来週は，毎週金曜日にある研究室の「論文指導」の時間までに読まなければならない論文が4本，土曜日にある修論検討会までに読まなければならない修士論文が6本と，どうにかならなかったのかという研究室関係のスケジュール。
「面倒くさい」という気持ちをこらえつつ，人が書いた論文から学ばせていただこうという謙虚な気持ちを忘れずに乗り切ろうと思う。
