Agenda de tous les jours

残すためではなく気づくため。自身の省察のためのブログです。

「手料理の会」にて

広島大学での学会以降,また忙しい日常に戻り,ゆっくりパソコンに向かうことのできる日がなかった気がする。
まぁ,そんなのは言い訳にすぎないわけだけど,とにもかくにも1週間ぶりの更新になってしまった。
今週末は,恩師である元指導教官の荒井明夫氏の邸宅へ出かけた。
いわゆる「手料理の会」といわれるもので,荒井先生のご好意でかれこれ5年以上も開催されているゼミ生との交流の機会のためである。
今回は久しぶりということもあって,現役ゼミ生と卒業生,荒井先生の娘さんの友人など,総勢30〜40名ぐらいが先生の邸宅にお邪魔した。
卒業して結婚しても,こうして昔の仲間と集い,お酒を飲みながら近況を報告し合える場があるということは,本当にありがたいことである。
主宰者である荒井先生としては,「荒井ゼミから絶対に自殺者を出したくない」という思いでこうした交流の場を設けてくれている。
荒井ゼミ卒業生の9割近くが小学校の教員をしていて,残りは企業へ就職するか,大学院へ進学する。
厳しい社会情勢・雇用環境の下,一人で悩み苦しむことのないよう,連絡を密に取り合うことが必要になっていることは確かだ。
また,今回の「手料理の会」の趣旨は,ここ最近結婚されたゼミOB・OGのお祝いも兼ねていた。
荒井ゼミで出会い,結婚に至った先輩をはじめ,合計5組の夫妻が訪れた。
結婚した先輩や後輩が自分の連れ合いを連れて来て,先生やゼミの仲間に紹介し,ずっと助け合っていける関係に加われるというのも,人事ながらいいものだなぁと思った。
「みんなだんだん結婚のことを考えるようになる。就職して,結婚。それはそれで大事なこと。だけど一番大切なことは,お互いに助け合って支え合える関係を築くこと。」
人生の大先輩である荒井先生の私たちへのメッセージが大変説得的だった。
就職して,結婚。そして女性の場合は出産,育児。
そう考えるとタイムリミットが刻々と迫っているようで焦る気もするけれど,きっと今だったら…と思える時が訪れるのだろう。
当たり前のことかもしれないけれど,つい見失いがちなことだなと思った。
今だったら結婚できるじゃなくて,今だったら支え合える気がするとかでいいんだろうな…きっと。