Agenda de tous les jours

残すためではなく気づくため。自身の省察のためのブログです。

読み上げ原稿の作成

今日は明け方にやっと上がった原稿の手直しをした後,発表のための読み上げ原稿の作成に入った。
読み上げ原稿とは,配布するレジュメとは別に,発表者が発表の場で言うことをあらかじめメモしておき,どんな状況にも対処できるように準備しておくものである。
先々週の大阪大学での学会発表では,配布用のレジュメに赤ペンで簡単に書き込む程度にし,ほとんどその場のアドリブで乗り切ってしまったが,さすがに今回は作っておこうと思った。
なにせ言葉の壁が大きく立ちはだかっている。
また,初めて参加する学会なので,どれくらいの規模の学会で,どれほどの聴衆の前で話さなければいけないのかが未知なこともあり,相当の緊張を覚悟している。

まず,第一声は何と言えばいいんだろう。やっぱり“Hello”かな。。
そんな調子で作っていく。

想像したくはないけれど,本番で頭が真っ白になることも見越して,言い慣れない単語や数字などの上にはルビをふっておいた。
例えば,“in 1989”だったら,1989の上に“nineteen eighty five”といった具合に。。

発表原稿のために英文を作るのは相当しんどい作業だったけれど,読み上げ原稿の方は,実際に発音しながら,それを実際にしゃべることを想像しながらの作業で,わりと楽しみながら作ることができた。

発表の最後は,日本語だったら「ご清聴ありがとうございました」とか言ったりするけれど,英語だったら何て言うんだろうと思い,先日アルクのHPに「ご清聴ありがとうございました」をぶち込んでみた。
すると,“Thank you for your kind attention.”
なるほど。じゃあこれにしよう。

発表内容的には,聞いてくれる人にはホント申し訳ないけれど,我ながら大しておもしろくない。
これが日本の大学院生のレベルかと思われたらさらに申し訳ないけれど,せめて最後ぐらい感じよく終わりたい。
「なんだかよくわからない発表だったけど,まあ感じのいい人だった気がする」くらいに思ってもらえればこちらとしては満足だ。
というわけで,発表の最後には,かたことの日本語で「アリガトウゴザイマシタ」。
そんなささやかな笑いを誘う余裕があったらいいけど。。